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やまぐち三ツ星セレクションから初の工芸品「大内雛酒器」を発売

地域商社やまぐちは「地域とともに持続的な成長を目指す」という企業理念のもと、地域の事業者との商品の共同開発や魅力あふれる山口県の県産品の売り込みを進めてまいりました。

弊社オリジナルブランドである「やまぐち三ツ星セレクション」は、これまでは食品のみで展開してまいりましたが、この度当初からの計画にもありました通り工芸品をラインアップに加えることとし、その第一弾で「大内雛酒器」を発売いたします。(URL: http://www.ym-tc.co.jp)

1.開発の背景
西国の雄、大内氏は、十四世紀の半ば頃、二十四代弘世の代に山口に本拠を置き、京に倣ったまちづくりを進め、絢爛な大内文化を生み出しました。のちに大内氏は中国地方から北部九州一帯を治めますが、そのもとで大内塗(山口県山口市)と芦屋釜(福岡県芦屋町)という二つの文化が育ちました。
大内塗を代表するのは男女一対の大内人形(大内雛)で、夫婦円満の象徴としても長く愛され続けています。
一方、芦屋釜を代表とするのは、当時、京で人気を博していた鉄製の茶の湯釜で、その評価は現在も高く国指定重要文化財の茶の湯釜の大部分を占めています。しかしながら江戸時代初期頃に途絶え、今まさに復興を果たしたといえます。
今回はその復興に尽力された芦屋鋳物師の八木 孝弘(やつき たかひろ)氏の熱い思いに、大内人形師の小笠原 貞峰(おがさわら さだみね)氏が応える形で完成した酒器といえます。
地域商社は大内文化の縁起に共感し、この商品を広くお届けするとともに、広くこの縁起を伝えていきたいと願っています。
なお、開発秘話は、ここいろ(https://coco-iro.jp/?p=9000)に掲載されています。

2.発売日
2021年4月14日(水)

3.商品概要
錫酒器の大内雛 2口(一対)(口径58 mm×高さ52mm)、台座・敷布付き
価格 60,000円(税込)
桐箱(箱の背面に大内人形師 小笠原 貞峰 氏、芦屋鋳物師 八木 孝弘 氏の落款入り)・専用化粧箱付
※中に大内雛酒器縁起の栞を同封しています。

大内雛酒器 台座・桐箱・化粧箱付き大内雛酒器 台座・桐箱・化粧箱付き

酒器として使用する他、使用しないときは大内人形としてインテリアにも。酒器として使用する他、使用しないときは大内人形としてインテリアにも。

4.商品特徴
地域商社やまぐちの「やまぐち三ツ星セレクション」では、日本酒も種々発売しておりますが、本商品に使用されている錫(すず)は、金・銀に続いて高い価値を持つ金属です。錫特有の優れた性質が、日本酒やお茶をまろやかな味わいにするとして知られています。
また、使用しないときには伏せて飾ることで大内人形として飾っていただけるほか、3月には雛人形としてもお楽しみいただけます。

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